【考察】
HDVへの投資を再開するのではなく、QQQへの投資を続けていったほうが良いかのも、と思うときもあります。
HDVを構成している銘柄は所謂「高配当銘柄」とされるものですが、それらの会社は、例えばエクソンモービル社(XOM)やジョンソンアンドジョンソン(JNJ)など、物品を生産・加工・販売する会社が殆どですが、こういった物品を扱うビジネスは、アリといえばアリなのですが、10年・20年単位で考えた場合、将来はどうなるのか、今までの成長を維持できているか。
ふと、ある小説の一説を思い出しました。
「すると男が、こう云った。『熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より……』で一寸切ったが、三四郎の顔を見ると耳を傾けている。
『日本より頭の中の方が広いでしょう』と云った。『囚われちゃ駄目だ。いくら日本の為を思ったって贔屓の引倒しになるばかりだ』(夏目漱石『三四郎』)。
こんなふうに考えると、引き続き、人間の知的活動や、人間の思考そのものを扱うビジネスに投資するほうが良いのでは、とも考えます。
とはいうものの、「HDVは個別銘柄ではなくETFであり、そのときそのときで高配当を実現している銘柄が適宜抽出・選択されているはず。QQQでは包括できていない銘柄をすくいとるべきでは」と考えれば、HDVへの投資にもある程度の合理性はあるような。
どうも、自分なりの見解が定まっていないようです。
とりあえずは、原資となる現金(キャッシュ)を貯めるのが先である、ということだけは、確かなようです。
以上