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うつ病について(Episode 1 – Chapter 1)

今日から何回かに分割して、うつ病のことについて、書こうと思う。関心を持っている人が多いのではないかと、自分でも考えているので。

うつになったことをきっかけに、会社勤めをやっている傍らで、今後、自分の進路を自分で切り拓けるようになりたいな、と考えるようになった。所謂『サラリーマン』と称される仕事についている人たちにとって、少しでも参考資料の一つにでもなってもらえたら、と考えている。

何か、感想や質問等がございましたら、インスタグラムへのコメントでも、このブログへのコメントでもどちらでも構いませんので、何らかの書き込みをしてくださると幸いです。

 

今の会社で働き始めてから、精神的に参ってしまったことが何度かあり、医師から「うつ病」の診断書を下されたことが今までに3回。そして現在、4回目になろうとしている。

まずは、1回目のうつ病のことから、書こうと思う。

確か、2009年の11月か12月の頃のことだったと記憶している。

当時やっていた仕事に関して、新しく配属されてきた上司(親会社から出向でやってきた。業務内容は出向前後で変わり無し)の説明や指導の内容が理解できず、困っていた。

既にある程度の知識や経験のある人間であれば、ある程度は理解できたのだろう。が、その2年ほど前に異業種から転職してきた当時の私は、まだそれほど熟練したサラリーマンではなかったため、その上司の「これだけ説明すれば、あとは自分で自然に理解できるはず」といった体の説明の内容が理解しきれなかった。

十分に理解できない私に、その上司はかなりイラついていたようだった。私としては「いや、私も理解しようと必死で努力しているんだけど、あなたの言っていることがわからないんだよなぁ….」という状態で、それがさらに上司の不機嫌さに拍車をかけ、私も罪悪感で嫌になる、という悪循環に陥っていた。

仕事で行き詰まるようになってから、仕事に関し、自分の両親に電話に色々相談に乗ってもらっていた。とは言っても、いわゆる「団塊の世代」にあたる年齢にあり、その頃は既に彼等の勤務先を定年退職してから何年か経っていて、リーマンショック後の日本の各業界の厳しさや、「氷河期世代」の人間が直面している過酷さを身をもって知っている訳でもなかったためか、彼等の助言は殆どが的外れなものだったと記憶している。

今、振り返れば、そのころの私は、次第に自暴自棄になっていったように記憶している。「今が良ければ良いんじゃない?」「これからのことなんか、どうなっても良いんじゃない?」「今、この場で俺が死んでも、別に問題なくない?」「別に、死にたいわけじゃないんだけど、生きるのをやめたいな」などと。

–   to be continued –